脂肪酸のこと | エミューオイルの使い方と効果・効能

生活に欠かせない鳥

オーストラリアの国鳥エミューはオーストラリアでは広く親しまれている鳥です。

エミューはアボリジニにとっては欠かせない鳥でした。

食用だけでなくその体から採れる油、エミューオイルを万能薬としていました。

エミューオイルは人間の皮脂と非常によく似た成分を含んでいます。

その成分としては、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸があります。

オレイン酸、リノール酸、リノレン酸の3つは脂肪酸といわれるもので、なかでも「オメガ脂肪酸」といわれる脂肪酸になります。

オメガ脂肪酸はさらに種類があって、それぞれ、オレイン酸がオメガ9、リノール酸がオメガ6、リノレン酸がオメガ3となっています。

オメガ9のオレイン酸は、身体への吸収を促進する効果があります。

オリーブオイルなどにも含まれています。

オメガ脂肪酸の中に、オメガ6のリノール酸というものがあり、これは母乳の中に含まれるほか、くるみやマーガリンにも含まれていて、必須脂肪酸に分類されます。

しかし、人間を含め動物の体内では生成されないという特質を持っていますので、他から摂取する必要があります。

リノール酸には保湿効果があるとされますが、リノール酸を過剰に摂取すると、アトピーなどのアレルギーを悪化させますので、リノレン酸などのほかの脂肪酸と一緒に摂取する必要があります。

オメガ3のリノレン酸は必須脂肪酸に分類されアレルギーを抑える効果があります。

また、悪玉コレステロールを下げる効果があるとされています。

リノレン酸は、魚油に含まれることが広く知られており、接種すると体内でEPAとDHAに分解されます。

魚のほかには、大豆油やしそ油に含まれています。

これら3つの脂肪酸はどれか一つだけ摂取しても効果がないばかりか、かえって逆効果となってしまうことに注意が必要です。

3つをバランスよく摂取する必要があります。

エミューオイルには、これら3つの脂肪酸が理想的な配分で含まれています。